リフォームアンケート

外壁リフォームで失敗しないために知りたいこと

2017.05.08


外壁リフォームは決して安くない費用がかかる施工ですが、放置しておいて外壁が崩壊するなどすれば大事になってしまいます。そうなる前に、先手を打ってリフォームを行いたいところです。しかし、リフォームの方法は多様すぎて迷ううえ、業者には悪徳業者もいて、どんな情報を信じてよいか分からない人もいるでしょう。そこで、ここでは安心して外壁リフォームに挑むための基本情報や、信頼できる業者の見分け方についてまとめました。

 

外壁リフォームにはどんな種類がある?

外壁リフォームには塗り方や素材などにさまざまな種類があり、家主がこだわるポイントによって採用する方法が変わってきます。なるべくコストを抑え、短期間でリフォームを終わらせたいときには「塗替え」、「塗装」と呼ばれる方法がおすすめです。塗替えの中でも代表的な施工はモルタルと呼ばれるものです。セメントと砂を混ぜ合わせた特別な素材を外壁の上から塗っていきます。リフォームの目処としては7~8年程度で、外壁の見た目だけではなく、耐久性も強化する効果があります。
次に、重ね張りや張替えと呼ばれる施工です。サイディングと呼ばれる、タイル、レンガ、ボードなどを積み上げて構築されている外壁の場合、題材が古くなれば強度も弱くなり崩れ落ちる危険性が高まります。そこで、題材を張り変えたり、釘を打ち付けたりするなどの施工で強度を補充するのです。上から題材を補強する方法が重ね張り、題材を取り替えてしまう方法が張替えです。
サイディングにもいろいろなタイプがあり、金属製のものから石でできたものまで、どれを選ぶかによって工事の手間や細かい方法も変わってきます。
強度を高めるためにはガリバイルムという素材を使ってリフォームを行う場合もあります。ガリバリウムはシリコン、亜鉛、アルミニウムを混ぜ合わせた素材で、耐食性も耐久性も高く、温度の変化にも丈夫な特徴があります。
リフォームは、どんな方法を選択するかで費用も大きく変動します。外壁の規模などにもよりますが、おおよその目安としては塗替えの場合で40万円以上、重ね張りで150万円以上、張替えで200万円以上と言われています。決して安い金額ではありませんが、外壁を長年放置していると災害や老朽化などで崩れてしまう可能性が高くなり、家族だけではなく近隣住民にも被害が及ぶことも考えられます。その場合、高い賠償を迫られてしまうこともありえます。安全な生活のためにもある程度長く暮らしている家なら、リフォームへの意識を持ち始めるのは大切です。

 

外壁リフォームの塗り方とは

外壁リフォームで、塗替えの方法には「吹き付け」方式と「ローラー」方式があります。それぞれにメリット・デメリットが存在するので、工事に入る前によく確認しておくとトラブルが防げるでしょう。
吹き付け方式とは、機械を使って塗料を外壁に吹き付けていく方法のことです。吹き付け方式のメリットはとにかく工事が早く進んでいくことです。家によってはリフォーム工事が長引くことを嫌う人もいるでしょう。音や匂い、知らない人の出入りなど、リフォーム工事は必然性のあるものとはいえ、ストレスが募りやすい期間です。施工の時間が短縮できることで、吹き付け方式を支持する人は多くいます。ただし、機械ゆえのデメリットも存在します。細かい凸凹に対応しにくいため、外壁によっては仕上がりが雑になってしまう可能性があるのです。
一方、ローラー方式とは手動で塗料を塗っていく方法のことです。ローラー方式のメリットは厚塗りが簡単なことです。外見のためにも耐久のためにも、塗料を厚塗りしていくのは大切な工程です。塗料の厚みを調整しやすいローラー方式だからこそ、安心して厚塗りを任せられるのです。また、飛沫が飛びにくいので高所の施工や、外壁と建物の距離が近い場所での施工も安心です。機械音もほとんどしないので、吹き付け方式よりも静かに工事期間を過ごせるでしょう。デメリットとしては、その代わり施工に時間がかかるという点です。人の手による繊細な作業が期待できますが、そのぶん、吹き付け方式よりもスピードで劣ります。期限が設けられているなど、事情があってリフォーム期間を早く終わらせたい場合には、ローラー方式はおすすめできません。
吹き付け方式もローラー方式もそれぞれに特徴があり、いずれを選ぶかはケースバイケースです。しかし、塗装会社のあいだでは、美しい仕上がりを優先させるのであればローラー方式のほうが優れているとするのが定説です。外見重視ではローラー方式が多く採用されています。

 

外壁リフォームで注意すべきこと

外壁リフォームは手順自体が簡単な工事です。もちろん、その中での精度は業者によってバラつきがありますが、道具と素材さえ集めれば取り掛かることはできるので、悪徳業者が参入しやすい分野となっています。うっかり悪徳業者に工事を依頼しないためには複数の業者から見積りをとり、比較検討することがおすすめです。
しかし、多くの人は見積りを並べられると、安い業者に心が動かされてしまうのではないでしょうか。もちろん、安くて技術力もある良心的な業者も存在します。一方で、見積りに注意書きを多くして、施工後に予定よりも多くの料金を請求しようと考える業者もあるのです。金額以外に見積書の記述から、健全な業者を見つけ出しましょう。
まず、注意点として調べたいのは費用の内訳です。悪徳業者の見積書を眺めていると「塗料」や「題材」などの曖昧な単語が並んでいて、項目がはっきりとしていない特徴があります。健全な業者ほど施工に使う一式は、商品名やメーカー名を明記しています。
塗装面積がしっかりと記載されているかもチェックしましょう。平方メートル単位で、面積あたりいくらかかるのかが計算されているか、この点を曖昧にしている業者からは、後で好きなように金額を水増しされる可能性があります。
アフターケアがなされるかどうかも知っておきたい点です。悪徳業者の思考法は「工事を終えて、お金さえもらえれば後は関係ない」というものです。そのため、適当な工事をしても、いかに言い逃れをするかという点に注力しているのでアフターケアが杜撰です。反対に、健全な業者ほど末長く仕事を受けていくために、アフターケアにも力を入れています。
その他にも、やたらと意味不明な注意書きがある、施工期間など具体的な記載がぼかされているなど、悪徳業者の見積書には書類としての不備が目立つという性質があります。まともな企業は悪徳企業との差別化を図るため、壁を3度塗りするなどの特徴もあるので注意して見極めましょう。

 

壁を「貼る」リフォームの特徴

多くの外壁リフォームでは塗替えを中心に話が進んでいきます。しかし、寒い地方では壁の耐久度を考えて、塗るよりも「貼る」リフォームが一般的です。寒い地方では壁を厚塗りしてしまうと気温差からひび割れが起こりやすくなり、かえって安全性を下げる可能性が生じるからです。
貼るタイプのリフォームでは、外壁自体に手を加えずに、その上からカバーを覆っていくという方法があります。木製、金属製、樹脂などカバーのタイプにはいろいろなものがあるので、外観や耐久力などを考慮して選びます。貼るタイプのリフォームのメリットは、気温差に左右されないことに加え、コストが削減できるということです。外壁リフォームでは、多くの場合、既存の外壁を一部、もしくは全体的に解体して施工するというパターンが見られます。しかし、上からカバーで覆うことにより、解体工事を省略できてその分の費用が浮くようになるのです。カバー素材の品質保証も重要なポイントです。カバーに使われる素材の多くは工場で造られ、商品化されているものです。施工現場で間に合わせに造っていくようなものではないので、品質には安心してよいでしょう。
ただし貼るタイプのリフォームにはデメリットもあります。たとえば、経年変化によってカバー部分ともとの外壁の間に溝が広がってしまう可能性もあるということです。結果、地震などのきっかけでカバー部分が崩れてしまうことも考えられます。同時に、耐熱性や防水性も年を経るごとに落ちていくと言われています。リフォームの目安は7年程といわれますが、それより前に問題が発生することもありえます。
塗るリフォームと比べた場合、温度への耐久力や防水は塗るリフォームのほうが優れているといえそうです。夏は涼しく、冬は温かく過ごすためには塗るリフォームが適しています。費用が貼るリフォームよりもかかったとしても、長期的に見れば長持ちするのが塗るリフォームであれば、一概にコストパフォーマンスが悪いとも言えないでしょう。

 

外壁リフォームを成功させるには

家の外観に影響し、防音、暖房、防災などさまざまな役割をこなしてくれる外壁をリフォームするには、さまざまな角度から正しい方法を検討しましょう。そのためには、まず外壁のタイプと状況を把握することです。塗るタイプのリフォームか貼るタイプのリフォームか、いずれが相応しいかを見極めると外壁リフォームの成功率は上昇します。また、以前は貼るタイプの補修を行って失敗した経験があるのなら、今度は塗るタイプに切り替えるなど、過去の経験も糧にする姿勢が大切です。
外壁リフォームの正解は十人十色であり、地域や家の個性によっても大きく異なります。そのために、信用できる業者と相談しながら、安全かつ効率的なリフォーム方法を見つけ出しましょう。

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