リフォームアンケート

自分の理想とする住宅に住むにはー企画住宅とリノベーションの比較ー

2017.01.30


住宅の購入を検討するとき、誰もが費用やデザインなど様々な面で慎重になります。どうせ購入するなら新築で建ててしまうのか、古い物件を購入し、リノベーションをするのか悩むところです。選択肢が多くて悩みは尽きませんが、実際にどちらが最終的に満足する家の購入に繋がるのか、費用やデザイン面、機能性等に視点をおき、比較してみました。それぞれのメリット・デメリットも踏まえて購入前に整理してみましょう。

 

☆新築の企画住宅と中古リノベーションの違い
『企画住宅』という言葉を知っていますか。企画住宅とは、新築でハウスメーカー側が提案する間取りや仕様で販売されている住宅の事を指します。企画住宅は注文住宅と違い、間取りの変更などに制限がかけられているため、自身の設計に対する要望への自由度が少ない面があります。その代わり、注文住宅に比較すると安く提供されています。相場はハウスメーカーにもよりますが、坪単価で平均60万円程度(40坪の家を建築する場合2,400万円程度)になります。
『リノベーション』は、古い住宅の間取りや内装まで全てを取り換えてアップグレードするイメージです。リフォームと混合されますが、リフォームは原状回復で古い壁紙や床など老朽化した部位を新築の状態に戻す事を言います。対して、リノベーションは水回り・電気・ガスの配管等も新築以上に変換し、自分の理想とする空間に変更することが可能です。しかし、最近はリフォームとリノベーションの言葉に境界がなくなりつつあります。リノベーション費用は、改築する度合いによって変わってきますが、キッチンなどの水回りをいじらず、一部の間取り変更程度なら500万円以下で実施する事が可能です。
耐震補強や外壁取り換え等、大規模になる場合でも、1000万円程度と費用を抑える事ができます。中古物件は場所により価格差は違いますが、40坪1000万円の中古物件でもリノベーションを含め1500万円~2000万円に収めることが可能です。注文住宅のように間取りを変えられるメリットを考えると、大幅に値段が安いのがわかります。

 

☆リノベーションの価格帯参考例
リノベーションは間取りの変更具合によって価格帯に変動があります。例えば、費用が100万円の場合、収納スペースを増やしたり、一体型の洗面室とトイレを個室に分けたりする事ができます。300万円なら間取りを変更でき、キッチンやトイレを最新式に変更する事が可能です。500万円~600万円ならば、給排水管工事や間取り変更、キッチンやトイレ、浴槽も新しく変更する事ができます。
また、800万円位までなら、戸建てリフォームを行いながら増改築をする事も可能です。マンションリフォームならば、機能性やデザイン性が高いリノベーションをする事も可能です。ドアやキッチンなどをオーダーメイドで発注できるので、自分が理想とする空間を作り上げることができるでしょう。
1000万円のリノベーションが出来る場合、戸建てリフォームを行うと耐震補強や騒音対策・外装まで変える事も可能です。マンションでは、ハイグレードな部屋やキッチンなどを作成する事ができ、人が羨むような空間を作る事ができます。リノベーションを行う事で、注文住宅のように自分の思うような間取りや設計を手に入れる事ができます。

 

☆企画住宅のメリット・デメリット
企画住宅のメリットとして、ハウスメーカーの企業努力が高い場合にそれなりの機能が反映されている事があります。もう住宅として完成しているケースも多く、自分の住むイメージと合致すれば新築の中でも比較的安い企画住宅は良いでしょう。ハウスメーカー側も今まで行ってきた企業努力を反映して、万人が求める住宅を提案し販売しています。購入者の意見は通りにくい場合がありますが、家を建築する上でかかる様々な費用を抑え、安い新築を提供できるのはハウスメーカーの企業努力の結果ともいえるでしょう。
しかし、同時に一生に一度の買い物である住宅の為、自分が望む間取りやデザインにこだわりたい方も多いのも事実です。企画住宅は、ハウスメーカーが大量に販売する戦略の一つなので、個性にかけてしまうのが難点でもあります。また、一気に住宅を建築するため、管理が疎かになるのではないかというケースも考えられます。一つの住宅を建てる場合は、管理をしっかりと行う事で欠陥を失くす事もできますが、多数を一気に建てるのと、同じ物件を建てる関係上、油断が生じる可能性があります。

 

☆リノベーションのメリット・デメリット
リノベーションは参考例を調べるとわかりますが、雑誌などで見たような理想的な部屋や間取りを実現するのに最適な方法の一つと言えます。新築で注文住宅を注文した場合、大変な金額になる可能性がある中で、価格の安い中古物件に低価格でアップグレードをして新築以上の価値を出してくれるリノベーションは、住む人が満足できる環境を作るにはもってこいの選択肢です。また、中古物件が対象になるので価格が抑えられ、住む場所の選択肢が増える事やコストを抑える事ができる事が一番の魅力でしょう。
リノベーションのデメリットとして考えられるのが、築年数により、耐久性に不安を感じるところです。もし中古物件を探して気に入った物件があった時は、専門家に聞くのが得策です。また、企画住宅に比較すると住むまでに時間がかかる可能性があります。自分の要望が詰まった家ならば、完成を待つのは苦ではありませんが、完成するまでに何回か打ち合わせが必要にもなりますので、そこを考慮する必要があります。
ローンを組む際には、リフォームローンを組む必要があります。一般的な住宅ローンよりも高い傾向があります。しかし、現在住宅ローンを活用してリフォームする提案をしている金融機関もありますので、事前に調べたうえでローンを組めば金利を抑える事ができます。また、リノベーション済みの中古物件もあり、その場合はリフォームローンを組む必要がありませんので、検討の一つに加えてみてもいいかもしれません。

 

☆家に重要な耐震や騒音対策の比較
時代が進むにつれ、日本の地震の多さに自分の家が壊れないかが気になったり、近所への配慮で家から音が漏れていないか気になったりする事があります。そのため、出来る限り頑丈で強く、外にも音が漏れないなど、住んでいて安心した家が求められます。企画住宅の場合、ハウスメーカーによっても異なりますが、価格を抑えている分、満足できる耐震でない場合があります。新築物件は今までに地震を経験したわけではないため、地盤等を含めて実際に地震が起きたときに耐えられるか未知数な部分があります。また、自分の趣味などによっては、出来る限り防音性の高い物件が良い人も多くいるでしょう。
リノベーションは中古物件を購入するため、過去に大地震があった時に物件が耐えられたか、基礎はしっかりしているかを確認する事ができます。しっかりとした家ならば、リノベーションによって更に耐震強度を増すことも可能ですし、防音性を高める事も可能でしょう。自分でカスタマイズできる点では、確実な安心感を手に入れる事が出来るのはリノベーションの方が強い傾向にあります。

 

☆高性能な水回りの比較
住宅で暮らす上で重要な点として、キッチンやトイレ、お風呂などが上げられます。出来る限り快適で広く、機能性が高い物を求めたいものです。贅沢をいうなら、水周りにもデザインを施して個性的にしたい人もいるでしょう。こだわりが詰まっている程、大切に長く使う事が出来るはずです。
企画住宅の場合、水回りはハウスメーカー側が企画した大きさのものしか入れる事ができません。間取りが決まっているので、多少の変更が出来る場合でも限度があります。もし、理想とする水回りを実現したい場合はリノベーションの方が強いです。値段によっては、完全フルオーダーでキッチンのデザインや機能を決める事もできます。

PB257025o-thumb-autox1600-29141

☆一生を考える理想的な空間を作るにはリノベーションの方が強い面が多い
企画住宅にもメリットが多々ありますが、コスト面や自由度を考えるとリノベーションによるメリットは魅力があふれる点が多く見受けられます。もちろん購入者の意思や、環境などによってメリットやデメリットは変わりますが、リノベーションには購入者だけでなく、その周りの人も満足させる力をもっています。

自分が理想とする家を購入する際は、住宅購入にあてる予算を決めて専門業者に相談してみましょう。もしかしたら、あなたが求めるような理想の空間を低予算で実現する事が出来る可能性があります。また、資金面やローンについても少しでも不安があれば相談してみましょう。出来る限りあなたに沿ったプランを提案してくれるはずです。

ご相談はお気軽にどうぞ!